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注文住宅に防火扉は必要?

子どもを両親に預けやすいことから、近年人気が高まっているのが二世帯住宅です。注文住宅でそれを実現される方も多いのですが、人によっては防火扉が必要かどうか、判断に迷われるかもしれません。

そこで法令を軸に、防災から登記に至るまで、注文住宅における防火扉の必要性に関して迫っていきます。

 

防火扉は建築基準法における防火戸に該当する

火災が発生した際、その被害を食い止めることに効果を発揮するのが防火扉です。建築基準法でも防火設備などとして規定されていますが、法律的な呼称は防火戸となっています。なので両者は同じ意味で用いられる場合が多く、シャッタータイプは扉ではないものの、法律的には防火戸に数えられているのです。

防火扉の概要も何となく掴めたと思いますが、千葉で建てる注文住宅に必要か否かは、設置目的を考えねばなりません。防災が主目的とはいえ、これにも種類があり、用途や設置場所もそれぞれで全く異なるのです。

建築基準法では当該設備に関することが第2条の第9項に定められており、そこは閉めた状態で、隣接家屋などからの火災を防ぐのに有効なものと記されています。つまり、火事の炎が窓などに迫った場合でも、直ぐに燃え崩れたり溶けたりせず、一定の間延焼を防いでくれる設備のことです。

開口部分からの移り火を防ぐ目的上、防火設備は主に外壁部分に設置されますが、網入りのガラスが組み込まれた金属製サッシも、概ねこの防火戸の機能を有しています。なので千葉の注文住宅で必要か否かと聞かれれば、必要だと答えたいところですが、最終的な判断はそれぞれで熟慮した方が良いでしょう。

ちなみに網の入ってない普通のガラスは、視界性は良好ながら、炎の熱で簡単に溶けたり形が変わるので、防火戸としての機能は期待できない筈です。

 

ドアタイプを見てみよう

想像していた防火扉とちょっと違う、と思われた方も多いかと存じますが、多分それは特定防火設備をイメージしていたからでしょう。これは通常連想されるドアタイプが主流であり、階段や壁の出入り口などに設置されるのが通例です。

機能的には、炎を浴びせられても60分以上持ち堪え、炎を通さない堅牢性が求められています。さらに火事の時は閉鎖性も重要になることから、常時閉鎖タイプと随時閉鎖タイプの2つしか認可されておりません。

先ず常時閉鎖タイプですが、これは言葉とは裏腹に、通常のドアと同じく扉を開ければ自由に出入り可能です。ただし普通のドアと異なり、手を離せば勝手にドアが閉まる特別な構造を持っています。

それゆえ両手が塞がっている際は利便性が悪いため、あえて固定して常に解放状態をキープするなど、何のための常時閉鎖タイプか分からないケースも見られるのです。肝心な時に炎を防げなければ意味がないので、間違った使い方をする可能性が高い時は、不必要と言えるかもしれません。

そんな場合はもう1つの特定防火設備である随時閉鎖タイプが魅力的で、こちらは火事になった時に扉を閉鎖する防火戸です。ただし熱や煙のセンサーと連動して、火災を察知した際は自動的に閉鎖タイプのため、注文住宅なら常時閉鎖タイプの方が導入しやすいと思います。

 

角度を変えて登記的な視点から見てみよう

今度は火災ではなく、不動産登記の観点から、注文住宅における防火戸の必要性を考えてみましょう。例えば、千葉のハウスメーカーに建ててもらう注文住宅が、完全分離型の二世帯住宅ですと、自分の持ち分を個別に登記したい場合もあるかもしれません。

区分所有権として登記すれば可能ですが、それは同時に、相続時の評価額を8割減できる優位性も破棄することになります。ただし親の財産から完全に切り離せるため、自分の名義にしておけば、万が一相続争いが起きても、自分の居住分は守れるのがメリットです。

そして、二世帯住宅では個々の居住エリアを左右に分割する方法も一般的ですが、連棟式とも言えるこの二世帯住宅は、法令的に言えば長屋に相当します。なので区分所有権として登記する場合、親子の生活領域を往来する扉は防火戸でなければならず、その際はカギの設置も必要になります。

すなわち区分所有権が目的の場合、防災的には不必要と感じても、防火戸にしなければ登記できない訳です。また、将来的に賃貸住宅へ転用しやすいことから、外階段式の上下分割も人気ですが、この分離方法でも区分所有権にて登記できます。

この場合は階段の上下のどちらかに仕切り設備をつけねばならず、そこにカギが備わる防火扉を設ける必要があります。内階段式の上下分割でも、区分所有権として登記するにはカギのある防火戸が必要です。

そのため居住部分の所有権を親と子で分けて登記するなら、注文住宅を設計する際、防火戸の設置も考えなければなりません。

 

防災から不動産登記まで、幅広い視点で注文住宅における防火扉の必要性を探ってみましたが、最終的な必要性や設備は、目的や設置場所で大きく異なると言えます。さらに扉という響きからドアだけを連想しがちですが、建築基準法では防火戸であり、シャッターやガラス戸など、様々なものが該当することも押さえておいて欲しいところです。

そして、区分所有権の登記では防火扉の設置も重要なので、その目的を達成させるなら、必要に応じて設置せねばなりません。

 

 

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