
注文住宅ではコンセントの位置が重要なポイント
注文住宅を建てるときはコンセントの位置が意外に重要なポイントになってきます。
住み始めてから足りなかったり使いにくかったりすることがよくありますのでどこに設置したらいいのかポイントを抑えておきましょう。
単純に電源をとる場所が足りないと蛸足配線することになり危険です。
不足しないように建築時にしっかりと計画する必要があります。
小さい子供のいる家庭の場合のポイント
小さい子供はいたずらすることがありますので注意が必要です。
専用のカバーもありますが、少し大きくなって手先が器用になってくるとカバー自体をはずして誤飲してしまう危険性があります。
赤ちゃんがメインですごす予定の部屋だけでもいいので物理的に小さい子供の手が届かない位置に設置することでいたずら防止になるため、大人の腰の高さに設置するのがお勧めです。
一歳を過ぎてからも使用中のスマホの充電器などをいたずらしたりする子もいますので手の届かない位置にすることで親も見守る際のストレスを軽減することができます。
子供の側も言葉が通じるようになるまではどうしても触ってはいけないものを触ってしまいますのでそういった工夫をしておくことで安心して部屋の中で過ごさせてあげられます。
子供だけでなくペットを飼っているお宅にも腰の高さの位置に設置することをお勧めします。
高い位置にあるとコードをかじったりすることができませんので安心です。そのほかのメリットとしては配線が床に這い回らないのでほこりが溜まりにくくお掃除が楽になります。
ロボット掃除機などを使用する予定がある場合などにも配線があると邪魔になりますので、腰の高さに設置すると便利です。
また、年をとってかがむのが負担になってくることもありますのでメインで生活するスペースについては腰の高さに設置しておくと老後も不便が少なくなります。
なかなか思いつかない意外に便利な設置場所
注文住宅の場合はコンセントの位置を自分で決めることができますので生活や収納に合わせて設置していくと便利ですごしやすい家にすることができます。
たとえば、コードレスの掃除機を使っている場合には収納スペースにつけると便利で家の中もすっきりとみせることができます。
収納するときにそのまま充電できますので、掃除機を出しっぱなしにすることもありません。
元の場所にもどせば充電し忘れて使えないということもおきませんので毎日スムーズに掃除をすることができます。
また、キッチンのシンクの上の吊り戸棚にもつけておくと便利です。
ハンドミキサーを使うときに水がかからない位置にあると安心して使うことができ、洗うときにも電源をつけたままだと手早く洗うことが可能です。
そのほかには洗面台の内部にも必要です。
洗面所は髭剃り機や電動歯ブラシなど充電が必要な小物の家電をおきますので設置してあると忙しい朝の時間に充電し忘れていて使えないということもなくなるので便利です。
見た目の面でも掃除機同様収納した状態で充電できますので、充電のために出しっぱなしということがなくなりすっきりと片付いた状態を維持できます。
意外に見落としがちなポイントとは
コードつき掃除機を使う場合、電源を確保できる場所が少なすぎると作業効率が落ちますので少し多いぐらいの数を設置しましょう。
意外と見落としがちなのは階段の途中や玄関などです。
掃除の際にコードぎりぎりの距離になってしまわないように考えながら設置する必要があり、掃除するときにドアをあけると隠れてしまって使えないということもありますので設置位置には気をつけましょう。
自分たちで考えるだけでは見落としがちになりますので、担当者とよく相談しながら決めていきましょう。
また家の外についても意外と見落としてしまうので注意が必要です。
庭に芝を植える予定がある場合には芝刈り機用のものを用意しておくと便利ですし、電動アシストつきの自転車を使うのであれば充電用に設置しておくと一々室内から電源を取る必要がなくなります。
子供が小さいうちは夏に外でプールをしたりすることもありますので、電動の空気入れを使用したりと意外と家の外でも電源をとる場所が必要になったりします。
自分が新しく建てた家でどのように生活するのかを思い描きながら、どこにどれぐらい設置するかを考えていく必要があります。
もし金銭的に余裕があるのであれば少し大目に設置するようにすると実際に住んでみてから足りないということが少なくなります。
注文住宅を建てる場合、自分たちで考えるとこがたくさんあり、中でもコンセントの設置位置についてはたくさんの事柄を決める中で見落としがちです。
しかし実際に生活をしていくなかで不満や不便を感じやすい場所でもあるので、子供の有無やその年齢、生活スタイルや使う予定の家電など様々なことに考慮しながら決めていく必要があります。
自分たちだけでは難しい面もありますので、担当者や設計者と相談しながらよりよい家を建てることができるように細かいところまで考慮しながらきめていきましょう。